湯舟

吸って吐いて読んで観る

2020.10.18.Sun

なにか作品をつくっていなくても友達でいてくれると自分が確信をもてる人とばかり会ってしまう。自分がどうあろうが友達だと思っている相手に対して失礼な態度だなと思う。それでも自分が好きな作品をつくっていた頃に仲が良かった人のいる環境で今はつくっていないという事実にいたたまれなくなってしまう。

SNSのアカウントが2つあって片方を全然更新できなくなったのは後ろめたさのせいだ。自分が何も作っていないことへの後ろめたさが急に大きくなった。それは生活費を稼ぐ仕事が忙しくなるのと同じタイミングで存在感を増した。

「私はそれでお金を稼ぎたいと思ってないから、別に仕事をしてお給料をもらってまず1人でいきていく生活を成り立たせるんだ」って言い聞かせていた。

それでお金を稼いでいる人がたくさんいることを、誰かの作ったそれにお金を払っている自分がいることでこれまでよりも強く実感したのかもしれない。

とにかくまた始めないことには何も解決しない。私は自分に対する理想を高く持ちすぎている。

「まず1人でいきていく生活」はもう成立できつつある。転職を経て自分にはもったいないと思うくらい良い環境に恵まれたと思う。会社にも慣れてきて、長く働き続けるビジョンが見えた初めての職場だと気づいて、でもまだ社会人になって10年も経っていなくて、まだまだ短い時間しか働いていないことに驚く。短距離走で考えなくていいんだと思えたことは喜ばしいけれど、同時に道のりの長さに足がすくむ。

60まで生きる人生が私には長すぎると感じる。

私はどう生きている自分が好きなんだろうか。下の名前で呼んでくれる人たちに甘えて、作品を作ってない時間の自分しか知らない人に存在を肯定してもらった気になっている。

何を作れば私は私を一時的に満足させられるんだろう。意味をつけるのはあとでいいから、素直に好きなものを集めにいけば良いのかもしれない。

2020.07.08.Wed

友達としばしのお別れだったり、自粛が解除されて人目を忍ぶように街に出てみたり、トマトスープダイエットをしてみたり、帰宅して眠くないからと自粛期間に買ったゲームソフトをぶっ続けでやってしまったり、去年何度か飲んだ人と飲み屋でたまたま会ったりしていたらあっという間に7月になっていた

美術館女子のプロモーションに怒り、河合夫妻のボーナスに怒り、最終的に都知事選で爆発した。何を信じればいいのだ...と選挙のあとの無力感。いつものやつがきて、しかし今回は何となく違った気もした。それは検察庁法問題のことであったり、あらゆる人が「おかしい」と感じることがあまりに多く起きているし、以前よりも怒りを表明する人が(わたしの観測範囲内では)増えたように感じて、独りではないと感じるからかもしれない。すこし前はインターネットを見ていても抗議の現場に行かなければずっと孤独感のようなものを感じていた。イシューが違うからかもしれないけれど。。生活に政治が目に見える形で影響を与えてきた出来事である疫病はほかの事象よりもわりかし平等にみえる感じで多くの人に影響を与えた。

 

いまは九州の雨がすごい。水害は怖い。実家に帰っているらしい人たちは大丈夫だろうか。と言いつつこっちも毎日雨風がすごい。

 

自粛期間に買ったのはスプラトゥーン2なわけだけど、ハマってしまってまずい。ゲーム下手なのでまったく勝てないのだが、キャラクターが可愛いのでいろんな服を着せたくなるし、まぐれで勝ったりするので楽しい。

しかしTPSがうまくなったところで誰にも誉められるわけもないのだし、もっと何か形に残るものに取り組まなければと焦り始めると、うまいこと勝って気持ちよく終わることに集中しようとしてしまう。

多分いまだからそこまで重症にならないんだろうけど、自分が小学生の頃とかだったら悔しくて機嫌悪くしたりしたと思う。そういう子どもだったので..

いまは味方の人ごめんよ!!とその場その場で切り替えられるようになってきた。(つい先週くらいまではこれもうまくできなかったが、通話しながら一緒に遊んでくれる友人のおかげで楽観的にやれるようになってきた)

世界観や設定、ネーミングセンスがとても良いなと思うので設定集的なものがまだ売っていたら買ってみようかなと思う。あとファンアート描きたい。すでにイカちゃん描く練習はちょっとしてる。

プレイヤーは小学生からいるんだろうけれど、小学生のうちからオンライン対戦という形でインターネットをさわるという体験はどういうものなんだろう..煽りもたまに受けるけど、どんな人がこういうことをするのだろう...というのは気にはなる。

 

先週は自分にしては珍しく、食欲がほとんどわかなかった。食べる喜びみたいなものを失ってしまったのか?!というくらい何も興味がなかった。Youtube見てると出てくる超早口のマンガ広告を見すぎて、酵素青汁への反抗なのか、太らなきゃいいんだろ!!と半ギレになりながら食欲を抑え込んでいたのかもしれない。

 

在宅で仕事をしているのと近所にあまり飲食店がないため、米の減りがすごい。

あと納豆の美味しさに目覚めたのでとりあえず納豆ご飯みたいな感じで、食欲ない期間があってもなおめちゃめちゃ消費は捗っている。

 

今日はオクラとピーマンの焼きびたしを作った。夏野菜食べよう、はやくしないと夏が終わってしまう。今年はあんまり遠くには行けないけれど、自分の好きなように過ごすんだ。

尾道のゲストハウスのクラファンが目標額を達成したそうでよかった。リターンで宿泊券付きのを選んだので遊びに行きたいなあ。

 

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2020.06.09.Tue

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やり過ごすように生きた時間のツケがまわってくる瞬間

 

うまく生きることができないので諦めているが、なるべく人に迷惑をかけないようにしているというのに、ちょっと自信がついたり柄にもなく「社会的な」モチベーションが高まる瞬間というのがごくたまにあって、その時にやらかすことで人に迷惑をかけるというとてもよくない事態になったりするから、できるだけ「社会的な」場で活動すること自体を控えた方がいいんじゃないかと悶々とするけれど、これまた突然ポジティブが顔を出して「これからはこうやっていけばうまくいくんじゃないか」とか、過去は分析して現在に活かしていこうみたいな思考回路にはまったりしてしまう。

 

他の人はうまくやっているのに自分だけができない、と視野狭窄になる。他の人の事情も努力も知らないくせにね。

 

マイペースで生きようなんて言ったって他者が関わるときは早くできなきゃしょうがない時がある、でも早く・速くできないから、それができなくてもなんとかなる仕事や活動を選ぶべきなのだと思う。

 

 

2020.06.07.Sun

気づいたら6月も1週間が終わろうとしている。

去年の今頃は仕事がめちゃめちゃつらかった感覚がある。感覚だけで記憶はほとんどない。あっても土日に酒を飲みまくっていたことくらいだ。デパートメントHに行ったり友人の結婚式に出席したり脱毛サロンでお姉さんに二丁目のバーをおすすめされたりした。土日の記憶しかない。

アメリカで起きていること、Black Lives Matter に連帯したいという思いで黒いボックスをInstagramにアップしたあと当事者にとってそれはあまりよくないことだったというポストをみて削除したが結果的には「今は黙る時ではない」という意味だったらしくハッシュタグをつけていなければそこまで問題ではなかったようだったので消さなくてもよかったなとか思ったりした。

火曜にはBlackOutTuesdayの流れでAppleMusicが真っ黒になっていてメッセージがあり、ラジオではずっとブラックミュージックの特集が流れていた。一日中流していた。

動きを追っている中で印象的だったことは、運動の情報をまとめているサイトにあった「Educate Yourself」というリンク集だった。

ヘイトスピーチを撒き散らすデモに対するカウンターに行ったことがあるが、その時にまじでなんでその国出身というだけでこんなひどい言葉を浴びせられなければいけない人がいるのかわからなすぎて、目の前で、観光客もたくさんいるであろう銀座の街で、ヘイトを吐く人たちがそこにいることが本当に信じられなくて恥ずかしくて辛くて泣きそうになった。それでもカウンターで声をあげることでそのヘイトが他の何の罪もない人たちに届かないように、「差別をやめろ」と声に出して言っていた。

警察はヘイトデモを守るように、カウンターに対して強気の姿勢だったりもして、なんだかなあと思うこともあった。

(警察の対応については、クルド人の方が怪我をされた件がかなり衝撃だった。前にモノレールかなにかの駅で、通りかかった、まじで何もしてない外国の方がその場にいた警察官に声をかけられ止められていたのを見た時から何となく嫌な感じだなと思うことが増えてはいた。もちろん全ての方がそうではないと思うし私が見たのはごくごく一部だが。)

とはいえ、そのヘイトに関する歴史を私はイチから勉強していたかどうかというとほとんどしていなかったと思う。映画『主戦場』もまだみてない。差別と暴力に関しては明確にNOと言いたい。中立的な立場を取る選択肢はないと思っている。

今のBLMに関する運動をみていて、調べたり勉強をはじめたところだけど、真に理解することは難しいかもしれない。アメリカ行ったことないし住んだこともないから、想像には限界があるかもしれない。

それでも歴史を学んでいま起こっていることに関する知識を増やすことは重要だと思う。だれかと話をするならば尚更そうだ。

今日はNetflixでドキュメンタリー『13th -憲法修正第13条-』を観た。本当にまったく知らなかったんだと現実を突きつけられた気分だった。(いまYoutubeで無料公開されているらしい。)南北戦争についてもあやふやな部分があるので、これから学んでいこうと思う。

 

木曜日くらいから憂鬱な気持ちが続いていて昨夜は寝ようとしてもなかなか眠れずわけもなく泣いてしまった。人に助けを求めたけど結局わたしが悪い。弱いのが悪いんだよね、はい。

2020.05.28.Thu

きょう夕方の雨が上がった頃にアマゾン定期便でお水が届いた。そのときドアを開けて宅急便の配達員さんと天気の話をして、「あ!あがったんですね雨!」って言ったら「そうちょうど晴れてきて、すごいアジアの国みたいな感じになってます」と言われて、「わーすずしい!」みたいなことを口走っちゃったんだけど、水浸しの地面、雨雲がちぎれて小さくなっててだんだん大きくなる青い空の面積とか、思い浮かべるアジアの街と街並みは全然違うのにその「アジアっぽさ」は共感できた。

東京はアジアだけど、そこでふとした瞬間のアジアっぽさを数秒の会話で共有できたのはとても嬉しい体験だった。

 

坂口恭平さんのnote躁鬱大学を読んでいて、日課を決めると考え事をすることがなくなる、考える対象が自分に向かなくなるらしいと知り、終業後に早速日課を決めて、在宅勤務の日の1日を決めてみた。

その後は時間通りにシャワーを浴びて髪を乾かし、昼にできなくて溜めちゃってた食器も洗えた。ストレッチもして自由時間を迎えて、ゲームするかあと思っていたら好きな人から電話がきて、話しながらそれぞれゲームをした。元気出たし物語も進められた。

人と話しながらするゲームは楽しい。

 

今日は23時に消灯の予定でいる。

自分にとって適切な睡眠時間がどれくらいかわからないので、とりあえず寝られる時は早めの時間に寝てみようと思っている。

このまえ25:30とかに寝た翌朝は6:30にスッキリ起きられたから、5時間がいいのかもしれないけど....

明るくなるのも早くなってきたから、24時に寝て5時に起きるとかもできたらしてみたいとは思う。

2020.05.25.Mon

都知事選の告示が来月に迫っている、

まだ出馬するか決定ではなさそうだけど、絶対に当選させてはいけないと思っている人物がいて、もしその人が出るようならばその人に勝てそうな人に投票するつもりでいる。でもその勝てそうな人は自分の考えとは全然合わないしなんなら危険とも思う。でも絶対に当選させたくない人よりはましだ。

と思っていたがしかし、今日のニュースを見て、なんというか票が割れそうになってきた気がしている。戦略的投票を呼びかけることになるんだろうか。なるかもしれない。あーでもないこーでもないになりそうで今から不安である

 

ハードコア星占いで今週の天秤座は「考えるな」だったので今週は無理に考えすぎないように気をつける。しいたけ占いでは深夜のメール気をつけて明日にしてみようとかそういう感じだった気がする。ゲッターズは見てない。

 

スプラトゥーン2を買った。大乱闘スマッシュブラザーズインクリングを使っていたら愛が芽生えてしまい、スプラトゥーン好きな友人が楽しそうにしてたのでつい。。

実際やり始めたら画面がポップでとてもかわいい。そして塗りたくるだけなのに、没入してしまう。そしてキャラクターも色もかわいい。

 

月曜日、冷や汗かきながらスタートしたけれど(寝坊ではない)、なんとか乗り切った。寝る。

 

2020.05.23.Sat

今週はいろんなことがあった。

先週から自分の興味の中心が検察庁法改正案の行方になっていたけれど、それが大きく動いた、週明けの内閣委員会では強行採決がされるんじゃないかと必死になっていたから地元議員にFAXを送ったり官邸にメールを送ったりしていた。しかし週明け、今国会での成立は見送るといったニュースまで流れた。

さらに、定年延長の閣議決定検事長の座についていた(違法だけど..)黒川さんが大手新聞社の記者たちとの賭け麻雀をスクープされたり、それで懲戒免職かと思いきや訓告という結果で退職金6700万円、それと同じ時間軸で、YoutuberがCOVID-19関連での寄付を1億円......検事だよ?もう賭け麻雀が違法じゃないって法律作れば?となる。法律なんのためにあるんですか?と怒りながら、腐り始めている(いいかげんそういう風に感じざるを得ない)マスメディア=テレビ局および大手新聞社に対し容赦無く文春砲を打ち続ける週刊文春に応援の意をこめて、初めてコンビニで週刊誌を購入したり。

いざ買って読んでみるとけっこう面白い。電車にある中吊り広告の印象が強く、毒が強そう..と思っていたのだけど、実際にスクープというのは本当にちゃんと証拠というか現場を写真でおさえているところがすごい。福山雅治二階堂ふみの映画を思い出す。(あれはラストがキツイのでもう2回目は観たくないが..)

Youtubeのネット番組に自民党の議員が出演したり、まあお茶を濁すような感じではあったけれど、私は中谷氏の話を聞けてよかったなと思ったり、ライブ配信で政治家の話をじっくり聴けるっていいなと素直に感じた。

そして5/23土曜日、プロレスラーで、テラスハウスに出演していた、木村花さんが亡くなったというニュースが流れた。本気で信じられなかった。逝去?は?となった。死去?え???

Twitterでは、SNSでの誹謗中傷が原因ではないかということでそのことに関する議論が始まっている。

一旦配信休止をしてから2話ほど放送されたらしいが、自粛で精神が参ってきているので観ていない。とは言っても、おそらく上記の誹謗中傷が増えたきっかけの出来事は容易に想像がついた。私はそのエピソードを見た日、お腹が痛くなった。それくらい消化の悪いエピソードだった。部外者が言うのもなんだが、どちらが悪いと断定できない喧嘩だったと思う。

喧嘩があるとスタジオは盛り上がる。ネットでの批判を見て住人が泣いている姿も取り上げる。(やめたげてよと思っていたが)山ちゃん単独のYoutube動画ではスタジオよりもさらに辛辣で、しかもヘイトを煽るようなシーンもあったと思う。その時の違和感のまま、そこはちゃんと批判しておくべきだったし、番組側に、ちょっと過激じゃないですかとおたよりを送ることくらいできたはずだった。

見続けているとスタジオメンバーの側に立って喧嘩を面白がるようになってしまった、怖い、いやだなーこれと思いながらも自分とは別の世界のことだったから笑って見ていた。(しかしその番組内の喧嘩や出来事によって自分が苦しめられるということはない)

映像の感想として番組に対する批判が織り交ぜられている「批判」と、出演者本人にメンションをつけてその人に対するただただ攻撃的な言葉を送る「叩き」両方あるんだろうとは思うけど、後者をそこまでやるかってくらいする人がいたことにも驚いた。

出演者のSNSはヴィヴィちゃんのインスタをたまに見るくらいで全く追いかけていなかったので、実際どんな誹謗中傷があったかを詳細に見てきたわけではないが、花さん本人がさいごにいいねをつけたツイートは前の文でいうと後者だったようだった。

アンチってこんな行動的なの?匿名だと強いことも言えるってことなのか。それはわかるが、SNSで知り合いでもない人にリプライ送るのってそんな軽々しくできるものなのか。何様なんだよ。書いてて悲しみと怒りがふつふつとわいてくる。

海外のリアリティー番組では出演された方が自殺することは多いらしい。それも知らなかった。

東京ドームの近くを通るとプロレスのことを頭がよぎったのは間違いなく花さんの影響と思う。。

ご冥福をお祈りします。

 

今週はずっと国会の動きをニュースで追いかけていて、森法務大臣が進退伺を総理に提出すも慰留されてしまったあとの山尾志桜里議員との質疑時間は見るにたえなかった。あきらかに、検察庁法改正案についての答弁において森法務大臣は「言わされてる」感がすごかった。本人の意思と反している、言いたくなさそうにしているように見えた。これまで自分は法案そのものと「与党」(+維新)がやってきたこと、首相の対応を批判してきたものの森法務大臣個人を責めることができなかった理由だと思う。

それでも権力者に対する批判は、そのせいで理不尽に自分が苦しめられることになるならばやめるつもりはないけれど。

政治家に対して文句や批判を言うことと、番組の出演者に個別に批判をすることは違う。前者は、黙っていたらこの先理不尽に自分の生活が危ぶまれることもありえるくらい雑な対応を公人がしているから怒っている。声を伝えないと自分に実害が出る。後者は、前の文にも書いたけれど、その人がどう生きていようとその番組内で喧嘩をしようと、自分には実害が無い。その違いだと思っている。

 

そもそもリアリティーショー、なんで見るんだそんなの、と思っていたのに、いつのまにか見ることが当たり前になってしまっていたな。

山チャンネルでの煽りを笑って見過ごしていたことをかなり反省している。