湯舟

吸って吐いて読んで観る

2020.06.07.Sun

気づいたら6月も1週間が終わろうとしている。

去年の今頃は仕事がめちゃめちゃつらかった感覚がある。感覚だけで記憶はほとんどない。あっても土日に酒を飲みまくっていたことくらいだ。デパートメントHに行ったり友人の結婚式に出席したり脱毛サロンでお姉さんに二丁目のバーをおすすめされたりした。土日の記憶しかない。

アメリカで起きていること、Black Lives Matter に連帯したいという思いで黒いボックスをInstagramにアップしたあと当事者にとってそれはあまりよくないことだったというポストをみて削除したが結果的には「今は黙る時ではない」という意味だったらしくハッシュタグをつけていなければそこまで問題ではなかったようだったので消さなくてもよかったなとか思ったりした。

火曜にはBlackOutTuesdayの流れでAppleMusicが真っ黒になっていてメッセージがあり、ラジオではずっとブラックミュージックの特集が流れていた。一日中流していた。

動きを追っている中で印象的だったことは、運動の情報をまとめているサイトにあった「Educate Yourself」というリンク集だった。

ヘイトスピーチを撒き散らすデモに対するカウンターに行ったことがあるが、その時にまじでなんでその国出身というだけでこんなひどい言葉を浴びせられなければいけない人がいるのかわからなすぎて、目の前で、観光客もたくさんいるであろう銀座の街で、ヘイトを吐く人たちがそこにいることが本当に信じられなくて恥ずかしくて辛くて泣きそうになった。それでもカウンターで声をあげることでそのヘイトが他の何の罪もない人たちに届かないように、「差別をやめろ」と声に出して言っていた。

警察はヘイトデモを守るように、カウンターに対して強気の姿勢だったりもして、なんだかなあと思うこともあった。

(警察の対応については、クルド人の方が怪我をされた件がかなり衝撃だった。前にモノレールかなにかの駅で、通りかかった、まじで何もしてない外国の方がその場にいた警察官に声をかけられ止められていたのを見た時から何となく嫌な感じだなと思うことが増えてはいた。もちろん全ての方がそうではないと思うし私が見たのはごくごく一部だが。)

とはいえ、そのヘイトに関する歴史を私はイチから勉強していたかどうかというとほとんどしていなかったと思う。映画『主戦場』もまだみてない。差別と暴力に関しては明確にNOと言いたい。中立的な立場を取る選択肢はないと思っている。

今のBLMに関する運動をみていて、調べたり勉強をはじめたところだけど、真に理解することは難しいかもしれない。アメリカ行ったことないし住んだこともないから、想像には限界があるかもしれない。

それでも歴史を学んでいま起こっていることに関する知識を増やすことは重要だと思う。だれかと話をするならば尚更そうだ。

今日はNetflixでドキュメンタリー『13th -憲法修正第13条-』を観た。本当にまったく知らなかったんだと現実を突きつけられた気分だった。(いまYoutubeで無料公開されているらしい。)南北戦争についてもあやふやな部分があるので、これから学んでいこうと思う。

 

木曜日くらいから憂鬱な気持ちが続いていて昨夜は寝ようとしてもなかなか眠れずわけもなく泣いてしまった。人に助けを求めたけど結局わたしが悪い。弱いのが悪いんだよね、はい。